VR考察ノート

VRについての考察を書いていきます。フルダイブ型VRに向けてどのような改良を行うべきか、現在のVRの課題点等々を考察して行きます。

VR考察ノートNo.3(痛覚再現)

ペインアブソーバとは?
今回(第3弾)ではペインアブソーバについての考察をしていきたいと思います。
ペインアブソーバとは日本語でいうとペインは痛み、アブソーバは吸収のことを指します。よってペインアブソーバは痛みの度合いを指すものです。では、ペインアブソーバとは何に使われるのか?それは、フルダイブ型VR(VRについてはNO.1と2で詳しく書いてあります)でのゲームの中での敵にやられた時にくる痛みをどれくらいにするかで使われるのです!アブソーバは吸収のことなので0〜10段階あったとすると、0の方が痛みの度合いは強くなり現実の体への負担もかかるリスクがあります。それに対し10は現実の体への痛みはほとんどなく、仮想世界つまりゲーム上でしか反映されないということです。つまり現実とゲームとの痛みを近づけるまたは遠ざけることをペインアブソーバの仕事となっています。次は仕組みについてです。

 

ペインアブソーバの仕組み(流れについて)
ペインアブソーバの仕組みは痛みを現実と仮想でリンクさせることと短くいうとそういうことです。
たとえばゲーム内で敵に攻撃をされたとします。そうすると現在画面上の自分が動かしているキャラのHPなどが減るだけで動かしている自分には痛みはきませんよね?
それがもしVRのゲーム内にいったときに痛みがなかったらどうなるのか?ってことから話そうと思います。後ろから敵が来てたとして攻撃をされても痛みが少しもなく衝撃もなければ気づかない内に敵に攻撃を続けられゲームオーバーになることもあるかもしれません。なのでペインアブソーバは必要なのです。
仕組みについて 敵からの攻撃を受ける→ゲーム内でHPが減るのと同時に機械から神経を刺激する信号が送られる→ゲーム内でプレイヤーに痛みがくるということです。

 

仕組みについて

先ほどは、ペインアブソーバの流れについて説明しましたが、次に痛みをゲーム内で表す仕組みについて考察をしていきます。SAOをお読みの方は知っている方が多数いらっしゃると思いますがVRは本来現実内での体は動かすことなくゲーム内で体を動かすことができるってことです。ということは、頭から下の部位からの信号は取りません。何故なら頭に全ての信号がいくからです。ですが痛みは攻撃された箇所に痛みをださなくてはいけないのです。ではどうすればいいか?その機械から神経を刺激する信号を送るということです。
人間は痛みと共に違う感覚も伴います。たとえば電気を腕に流せば痛みと痺れがくるように何かしら感覚が混じります。ですがVR世界では現実との違いもだすのもVRならではです(個人的にですが…)なので痛みだけを与えればいいということはつまり内側から信号を送れば安易に作りだせるということなのです。

 

ペインアブソーバの危険性
ペインアブソーバは痛みの度合いを指すものと言いましたがたとえば0〜10の段階があったとし、3以下は現実の体への負担もかかるとしたら、ゲーム内でその設定は必ず0〜3は設定されません。ですがもし、GMが危険人物だったら?ウイルスにやられて操作が外部から可能になったら?ってことも考えられます。もし仮に0で敵に切られたとします。となると現実にはその切られた痛みがそのままダイレクトで内側から痛みを信号として出します。よって体への負担はものすごいものとなってしまい、恐らくゲームとして販売は不可能となってしまいます。ではこの危険性をどのようにして取り除くか。
ゲーム内に0〜3という段階をなくし、機械からそのような人体に危険性のある信号を送れなくすれば取り除くことも可能であると考えられます。但し、システム上出せないように設定していてもグラフィックや解像度等の面から電気を多く必要とする箇所がある場合、可能性は低いですが、ウイルスや人によって影響が出るように変更、改造される場合も考えられます。出来る限りの事をしてもこの様な安全面に対する問題は完全に無くすことは出来ないのではないかと考えられます。

 

ペインアブソーバについてはこれで以上となります。
ご愛読してくださってる方有り難うございます。また、最後まで読んで下さった方も本当に有り難うございます。

最後に言った危険性を無くすには機械からそのような危険性ある信号を送れなくするということなのですが、それだけ景色などが現実性を無くしてしまうのも事実有り得ます。一定の電力以上を消費した場合にそれ以上の電気が流れないようにキャパシタを取付けるなどの対策で取り除けるのではないかとも考えます。

その辺については、またの機会に考察していきたいなと考えています。

 

ご意見やこのようなネタを考察してほしいという方がいましたら、コメントにて受け付けています。

※考察ノートは作者個人の考察、意見ですので、ご参考程度にお願い致します。